夫が犯罪で逮捕。離婚して慰謝料を請求することはできる?

 

夫が犯罪で逮捕されてしまった・・・

離婚して慰謝料請求したいけど、どうしたら良いのだろう?

こうしたお悩みをお持ちの方のために、今回は配偶者が犯罪で逮捕された際の離婚方法と、慰謝料請求について詳しくご説明していきます。

この記事をすべて読んでいただければ、逮捕から離婚、慰謝料請求までの流れがしっかりと理解できる内容となっています。

拘留中の相手から離婚合意を得る

逮捕されたということは、一時的に警察署などに拘留されるということです。

すでに離婚が合意になっているなら以下の問題は生じませんが、離婚というのは双方の合意によって成立するため、相手が離婚に合意していないのであれば、拘留中の相手から合意を得るところから始めなければなりません。

よって、拘留中の相手に面会をし、離婚協議をする必要があります。

しかし、拘留中は面会が禁止されている場合もありますし、面会できたとしても時間は15分程度と限られています。この短い時間で離婚協議がまともに出来るとは思えません。

そこで、離婚を切り出すところからスタートする場合は、弁護士に間に入ってもらうのも1つの手です。弁護士であれば面会時間が限られることはありません。

自らの意思を十分に伝えてもらえるため、離婚の合意が必要な場合は弁護士に協力してもらうのが良いでしょう。

離婚合意が得られない場合

なお、それでも離婚が合意に至らない場合は、拘留中の相手に離婚調停を申し立てることも可能となっています。

しかし、相手の調停への出席が必ずしも認められるとは限らないため、調停は不成立になってしまう可能性が強いです。

これでは無駄骨になってしまうため、相手が拘留期間を終えてから、改めて離婚協議をする、離婚調停を申し立てる、というのがもっとも無難と言えるでしょう。

もちろんこの場合も弁護士にサポートしてもらい、離婚がスムーズに進むように介入してもらうのが離婚への一番の近道となっています。

拘留中の相手に離婚届を渡すには?

では、離婚の合意を得られた場合、離婚届を相手に渡すにはどうすれば良いのでしょう?

これには、「差し入れ」と「宅下げ」という方法を用いることになります。

差し入れとは、面会時などに相手に物品を手渡す(差し入れる)ことを良い、宅下げとは、留置場にいる相手から物品を受け取ることを言います。

あまり混雑している場合は対応してもらえない可能性が強いですが、警察署内の留置管理課に伝えておけば、その日中に差し入れと宅下げが出来る場合もあります。急いでいる場合は、事前に留置管理課に伝えておくようにしましょう。

なお、弁護士が間に入っているのであれば、弁護士に離婚届を手渡し、預かってきてもらうことも可能となっています。

逮捕を理由に慰謝料請求できるのか?

では、最後に逮捕を理由に慰謝料請求できるのか?についてもご説明します。

こちら結論から言えば、逮捕だけが理由で慰謝料請求が認められるとは限りません。

単に慰謝料請求するだけであればもちろん可能です。

しかし、慰謝料請求するのと、慰謝料請求が裁判所に認められるか否かはまた別問題になります。

慰謝料請求が認められるか否かは、逮捕の原因や、その後の刑事裁判の状況、その他の婚姻時の事情など様々な観点から判断され、いかに婚姻を継続し難い重大な事由があったのか?が重要視されます。

よって、単に逮捕だけが理由で慰謝料が発生したり、慰謝料が増額されたりするかは、一概に言えることではありません。

とはいえ、逮捕が原因で精神的な損害を受けたと感じたのであれば、慰謝料請求はすべきです。

相手が素直に支払えば良いのですが、簡単に支払ってもらない場合は弁護士のサポートのもと、適切な手続きを踏み、慰謝料の回収を行っていきましょう。

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永瀬 優(パラリーガル)

永瀬 優(パラリーガル)

1986年生まれ。高校卒業後、東洋大学法学部法律学科へと進学し、2011年からパラリーガルとして法律事務所に勤務開始。法律事務所という環境化での経験を活かし、債務整理や離婚、相続といった法律関連の文章を得意としている。 たくさんの人に法律を身近に感じてもらいたい、誰もが気軽に法律を知る機会を増やしたい、という思いから本業の合間を縫う形で執筆活動を開始した。 現在もパラリーガルを続ける中、ライティングオフィス「シーラカンストークス」に所属するwebライター。著書に「現役パラリーガルが教える!無料法律相談のすすめ。お金をかけず弁護士に相談する方法と良い弁護士・良い事務所の探し方。」がある。
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