「何となく最近、旦那の様子がおかしい…」
「妻が外出する回数が増えたんだけど…」
そんなはずはないと思いながらも、配偶者の行動が気になるようになり、「浮気をしているのかも…」と感じて、悩んでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか。
すぐにでも問い詰めたいところだけど、もし勘違いだったら信用していないように思われるかもしれないと、どのように過ごせばいいのか分からなくなってしまうかもしれません。
ただ、『火のないところに煙はない』と言われる通り、今までとは違う行動を取るようになった場合には、配偶者に何かが起こっている可能性も多いでしょう。
そこでここでは、「浮気かも…」と兆候を感じた際にどのように行動すれば良いのか、また深刻な浮気だと感じられる場合の対処法について、詳しくご紹介します。
こんな疑問にお答えします
A.浮気によって離婚を考えている場合には、離婚請求を有利に進めていくための証拠を集めておく必要があります。ただ、裁判に有利となる証拠を集めなければ不利になりかねず、集め方にも注意点があります。
証拠収集に不安がある場合は、専門家のアドバイスを受けるのも一つの手です。
①浮気の兆候とは?よくある事例の紹介
浮気の兆候は、さまざまなシーンで現れるようになり、しかもいくつかの兆候が同時に見られるようになる特徴があります。
よくある事例をまとめてみましたのでご紹介しましょう。
スマホを肌身離さない、コソコソ使うようになった
配偶者に浮気が始まると、浮気相手からの連絡が気になるようになります。
浮気相手の連絡にワクワクする気持ちと同時に、配偶者にバレないようにする気持ちが同時に行動に現れるようになるのです。
トイレに入る時でもスマホを離さない、テーブルに置く際には画面を下にしている、隠れて通話をしている様子がある、などといった今までになかった使い方になるので注意が必要です。
服装や外見、持ち物を意識するようになった
浮気相手と会うために、服装や外見、持ち物、香りなどに気を遣うようになります。
今まで無頓着だったのに身だしなみをきちんとするようになったり、脱毛やエステに通うようになったり、美容室でカットする機会が増えるようになります。
このように外見に変化が現れた時には、見た目を気にしている証拠ですから、注意が必要な時期でしょう。
外出や出張の増加、帰宅時間の変化
不倫相手と頻繁に会うようになると、当然ながら自宅にいる時間が少なくなります。
今までと比較して明らかに外出や出張の回数は増えますし、日常的な場面においては帰宅時間が遅くなります。
もちろん時期によって仕事が忙しくなることや、昇進を機に変化することもありますので、そのような要因を踏まえて注意することが大切です。
配偶者の予定を細かく確認する
浮気が配偶者にバレないように、浮気している時間に配偶者がどこで何をしているのか、細かく確認するようになります。
配偶者が外出しているような場合や、仕事しているような場合であれば、どこかでかち合うようなことがないように、当日の予定の詳細を聞いておくようにするのです。
自身の予定について語ることがない場合には、十分注意が必要です。
お金をよく使うようになった
浮気をしているということは、浮気相手との食事や買い物、ホテルの料金を支払うことになります。
そのため「お小遣いが足りない」といった言動が多くなり、またクレジットカードでの利用金額も増えることになります。
クレジットカードの利用履歴によって、行動が確認できる可能性がありますが、これも隠している様子なら注意が必要です。
車内にさまざまな異変を感じるようになった
浮気相手と密会する際には、自家用車を使用するケースが多いため、明らかに家族とは別の者が乗車した形跡を感じられるようになります。
車内のニオイ、髪の毛、ゴミ、トランクにある荷物、などに変化が見られるようになり、助手席の位置や背もたれの角度などが変わっていることもあります。
また、急に車内が綺麗に清掃されるようになった場合などでも、異変を感じることが可能です。
スキンシップの回数が明らかに少なくなった
浮気を始めるようになると、明らかに配偶者とのスキンシップの機会が少なくなります。
日常的なスキンシップはもちろんのこと、夜の営みについても「疲れているから」などと言った理由で断られる機会が多くなります。
他の兆候も同時に見られるような場合には十分注意が必要です。
連絡が取れない時間が増えた
浮気をしている時間には、当然ながら電話をしても出ることはできず、LINEをしてもなかなか返事がなく、既読すら付かなくなってしまいます。
そのような、明らかに連絡が取れない時間が増えた場合には十分注意が必要です。
急に優しくなったり不機嫌になったりする
浮気が始まると、浮気相手との関係によって気分が大きく異なるようになります。
浮気相手との関係が良いときには、むしろ配偶者に対しても優しく接して、浮気がバレないように家族サービスをしているように見せかけます。
しかし、浮気相手と喧嘩したり、約束できなかったりした場合には、その感情がまともに出てしまって、急に不機嫌になることもあります。
②浮気の兆候が見えたら、証拠の収集を検討しよう。
上記でお伝えしたような、今までにはなかった浮気の兆候が見られるのであれば、まずは証拠を集めることが大事です。
すぐにでも本人を問い詰めて、浮気の確証を得たいと考えるのは当然のことです。
しかし、浮気の兆候というのは、ある意味、本人が配偶者に隠そうとしている行動でもあることから、問い詰めたところで言い逃れされるのがオチです。
今後はさらに隠れて浮気をするようになりますから、むしろ証拠を掴みにくくなってしまうのです。
もし、浮気に悩んで離婚まで考えているのであれば、離婚後の生活まで考えて、こちらに有利になるように進めていくことをおすすめします。
離婚請求だけではなく、損害賠償の請求も可能になるからです。
精神的苦痛による損害賠償請求については、こちらの記事をご覧ください。
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離婚の際に有利になる証拠を一覧で紹介
- 不貞行為があったと推察できる画像や映像、音声データ
- 不貞行為があったと推察できるLINEなどでのやり取り
- ラブホテルや旅館などの領収書や利用履歴
- 探偵の調査報告書
浮気によって離婚を考えている場合には、離婚請求を有利に進めていくための証拠を集めておく必要があります。
離婚は本来、夫婦の同意によって行うものですが、浮気による離婚請求の場合には、不貞行為があったと認定される場合には、一方の申し出によって可能になるからです。
『不貞行為』とは法律用語ですが、『性的関係を伴う不倫』を意味しています。
『浮気』というと個人によってその判断基準が異なり、食事に行ったり、手を繋いだりしただけでも浮気と捉えることができますが、『不貞行為』は配偶者以外の相手と性的関係を持っていることを明確に指しています。
つまり、浮気による証拠においても、不貞行為があったと認識できるものでなければなりません。
性行為自体の写真や映像を残すことは難しいですが、ラブホテルに出入りしている画像や映像、性的関係があったと認識できる電話やLINEでのやり取りは、大きな証拠となります。
その他にも、ラブホテルの領収書やクレジットカードなどでの利用履歴、浮気相手と宿泊した旅館なども証拠となります。
ただ、そのような証拠を一般の方が掴むことは大変難しいため、浮気の兆候を感じた際に探偵を利用して証拠集めをすることが一般的になっています。
浮気と不倫の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
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確実な証拠を集める為には、探偵の活用も検討しましょう
探偵の浮気調査を利用すれば、本人の利用するラブホテルなどを特定して、その出入りの場面の写真や動画を残すようにします。
ラブホテルに入室した時間、退室した時間なども調査報告書に記録され、性的関係があったと認識できるようにまとめられているため、裁判になった場合でも有効な証拠となるように工夫されています。
また、優良な探偵事務所の場合には、一度だけの場面を証拠として残すのではなく、複数回の浮気現場の証拠を掴みます。
一度だけだと「出来心だった」と言い逃れされてしまうようなことがあるため、複数回の証拠によってさらに証拠の上積みを行うのです。
また、弁護士・探偵は同時に相談することを推奨します。
探偵の利用についてご紹介しましたが、離婚請求や慰謝料請求を考えているのであれば、弁護士にも相談し、進めていくことが大事です。
探偵の活用で浮気の証拠を掴んだとしても、自身で離婚請求や慰謝料請求を行うことは困難であるからです。
また、自身が配偶者や浮気相手と直接やり取りすることは、どうしてもお互いが感情的になってしまいますから、話をまとめることができなくなってしまうのです。
弁護士に依頼すると、このような交渉はすべて弁護士が行うことになりますから、法律に則って離婚や慰謝料請求をスムーズに進めていきます。
探偵の依頼と同時進行しておくと、弁護士から有利に進められる証拠集めのアドバイスを受けることができます。
離婚や慰謝料請求を行うには、何かと心理的な負担が生じます。
そのため、負担を軽減させるためにも、弁護士と探偵の利用は不可欠であると言えるのです。
③浮気の証拠を集める際に注意すべきこと
ご自身で浮気の証拠を集める際は、注意すべきことがあります。
改ざんしやすい証拠は工夫が必要
改ざんを疑われやすい証拠は、有益性が認められるよう工夫して準備しましょう。
ここでいう改ざんしやすい証拠とは、加工ができる画像や音声データです。
確かに、SNSのスクリーンショットや音声データは証拠として認められる可能性があります。しかし、近年では誰でも簡単に加工や編集ができるアプリが普及できるため「改ざんしたのでは?」と、疑われることも考えられます
証拠として提示するのであれば、画像や音声データだけでなく他の証拠も合わせて集めておくといいでしょう。
違法に集めたものは証拠として認められない
後の章でも解説しますが、違法に集めたものは証拠として認められない可能性があります。
たとえば、浮気相手の部屋に侵入し盗聴器を取り付けて会話を録音したり、浮気相手のスマホを盗んで証拠を集めようとしたりといった行為は、違法行為に該当するでしょう。
自身が違反者とならないよう注意してください。
④浮気の調査をする前に、弁護士に相談してみよう
配偶者の浮気で悩んでいる方は、浮気の事実を確かめるために、まず探偵を利用するケースが少なくありません。
しかし、離婚や慰謝料請求まで考えているのであれば、浮気調査の前に、不倫や離婚に精通した弁護士に相談しておくことをおすすめします。
それは、離婚や慰謝料の請求には心理的負担がとても大きくなること、さらには証拠を突き付けたとしても認めない、あるいは言い逃れするケースが多い、という理由によるものです。
どのようなことなのか詳しくご紹介しましょう。
弁護士に相談するべき理由
離婚や慰謝料請求には、大きなパワーが必要になると言われます。
そもそも配偶者の浮気によって傷つき、憤りを感じている中で取り組まねばならないもので、しかもスムーズにこちらの思うように進んでいくわけではありません。
多くのケースでは言い逃れしようとしますし、また逆に反論してくるようなケースも珍しくありません。
浮気相手と直接交渉するような場合であれば、こちらに非があったと責めるようなことも考えられます。
そのようなことがあっても、平常心で交渉にあたることはとても困難であることがご理解頂けるのではないでしょうか。
弁護士に依頼しておけば、あなたの代理人として離婚請求や慰謝料請求にあたりますし、自分自身は弁護士からの報告を待つだけで済みますので心理的負担は軽減されるでしょう。
弁護士が代理人ということだけで、スムーズに請求を受け入れるケースも多いので、費用対効果はとても高いと言えるのです。
⑤その上で、弁護士と共に証拠集めを検討するのが一番
浮気の証拠集めは、浮気の兆候に気づいた時点で弁護士に相談し、弁護士と共に証拠集めを行うのが大切です。
証拠集めは時にこちら側にとってもリスクになるものですし、状況によって集めておきたい証拠の内容も異なるからです。
自分で無理に証拠集めをしてはいけない理由
浮気に気づいたときに、自分の手で証拠を掴みたいと考え、スマホを勝手に覗き見たり、勝手にロック解除して写メに残したりするケースがあります。
「浮気するのが悪い」というお気持ちは理解できますが、夫婦であるとしてもプライバシーはありますので、このような行為で得た証拠は『プライバシー侵害』となってしまう可能性があります。
仮に裁判においてこのような証拠を提出したとしても、場合によっては採用されないばかりか、不適切であるとして厳しく批判されてしまう可能性があります。
また、相手側から逆に慰謝料請求されるようなケースもありますから、そのようなリスクをしっかりと理解したうえで取り組まねばなりません。
状況に応じた証拠集めが可能
弁護士への相談の中で浮気の状況を伝えると、弁護士は離婚請求や慰謝料請求に有利になるような証拠がないか確認します。
何度も申し上げる通り、本人が浮気を認め、すんなりと離婚や慰謝料請求を受け入れることは皆無だからです。
上記において有効になる証拠をご紹介しましたが、浮気の状況によって積み上げておきたい証拠の内容は変化する可能性があります。
例えば、度重なる浮気に悩まされている状況であれば、慰謝料についても相場の上限、もしくはそれ以上を請求して受け入れてもらえれば、悩まされた状況を癒し、今後の生活に繋げていくことができます。
そのため、浮気の現場も複数回の証拠を集めるようにし、裁判になった場合でも有利に進めていけるように考えるのです。
特に、離婚や不倫問題に精通する弁護士であれば、どのような状況であれば、どのように進めていけばいいのか、経験によって判断することができます。
浮気で悩んでいる方々が、これ以上、配偶者の浮気に振り回されないように、十分に配慮しながら、問題の解決に取り組むことができるのです。
⑥弁護士が運営している探偵事務所がおすすめ
弁護士が運営している探偵事務所であれば、常に弁護士が探偵と連携しながら離婚や不倫問題の解決にあたっていますので、とてもスムーズに進めることができます。
探偵事務所が提携弁護士を紹介するのは違法?
一般の方は、まず証拠を掴みたいと探偵事務所に相談し、必要に応じて探偵事務所から提携している弁護士を紹介してもらおうとするケースが少なくありません。
ただ、提携している弁護士を探偵事務所が紹介することは、『非弁提携』といって弁護士法に違反する行為なのです。
そのため、『弁護士を紹介する』と謳っている探偵事務所は、違法行為を行っている可能性があるため注意が必要です。
弁護士が運営している探偵事務所なら安心
弁護士が探偵事務所を経営している場合は違います。
弁護士は、探偵に依頼の多い法律行為に特化して取り組んでいますので、不倫や慰謝料請求に強く、経験も十分に積んでいます。
弁護士、西川研一が代表を務めている探偵事務所「響・Agent(エージェント)」では、離婚や不倫問題の解決に取り組んでいます。
もちろん、西川研一弁護士は、離婚問題解決のプロフェッショナルです。
さらに、配属されている探偵も、今までに多くの浮気の証拠を、さまざまな最新機器を活用しながら掴んできた精鋭ばかりです。
浮気問題でお悩みの方であれば、「響・Agent」にまずは無料相談をしてみることをおすすめします。
また、弁護士費用に不安をお持ちの方は弁護士保険もおすすめです。
弁護士保険の特徴に関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。
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記事を振り返ってのQ&A
Q.浮気の兆候にはどのような例がありますか?
A.いくつかの兆候が同時に見られるようになる特徴があります。たとえば、以下のパターンです。
- スマホを肌身離さない、コソコソ使うようになった
- 服装や外見、持ち物を意識するようになった
- 外出や出張の増加、帰宅時間の変化
- 配偶者の予定を細かく確認する
- お金をよく使うようになった
- 車内にさまざまな異変を感じるようになった
- スキンシップの回数が明らかに少なくなった
- 連絡が取れない時間が増えた
- 急に優しくなったり不機嫌になったりする
Q.浮気を理由に離婚を考えています。有利になる証拠はどのようなものがありますか。
A.証拠となり得るものは、以下のようなものがあります。
- 不貞行為があったと推察できる画像や映像、音声データ
- 不貞行為があったと推察できるLINEなどでのやり取り
- ラブホテルや旅館などの領収書や利用履歴
- 探偵の調査報告書
Q.証拠集めの注意点はありますか?
A.証拠集めの際は、違法な手段をとらないようにしましょう。また数種類の証拠を集めておくことで信ぴょう性が高まるでしょう。不安な場合は、浮気調査の前に、不倫や離婚に精通した弁護士に相談しておくことをおすすめします。