ドラマ『離婚弁護士』から見る弁護士の格差社会

週末に勉強も兼ねて、天海祐希さん主演のドラマ『離婚弁護士』を見ました。

離婚弁護士のあらすじは以下の通り、Wikipediaに記載されています。

大手法律事務所で活躍していた間宮貴子(天海祐希)が、満を持して渉外弁護士として独立したものの、前の職場からの妨害で顧客・スタッフを奪われ、不本意ながら、家事事件(離婚、相続など)や一般民事事件などの畑違いの案件を扱うようになり、依頼人や事務所仲間との関わりの中で、弁護士という職業を見つめ直していくという内容。

なお、「離婚弁護士」というタイトルであるが、必ずしも離婚を取り扱っているわけではなく、セクハラやドメスティックバイオレンス、不倫、ストーカーなど広い意味での「男女間の問題」や、親権、遺産相続、認知や戸籍など「家族の問題」、クーリングオフ、不動産取引など、幅広い法律上の問題がテーマとなっている。

このドラマの魅力は文字では伝え切れる自信が無いので、是非レンタルビデオで見ていただきたいのですが、私が個人的に印象的だったのは、弁護士業界内での序列についてです。

具体的には、弁護士報酬の大きい大企業の顧問弁護士の方が、個人の離婚や相続などを取り扱う街の弁護士よりも、業界内での地位が高い様子が随所から読み取れました。

もちろん、ドラマの中での設定なので、デフォルメされている箇所もあるのでしょうが、私が複数の弁護士の方へヒアリングした際にも

『企業の法務部と取引した方が、個人と取引するより儲かる』

と考えている弁護士の方が多数派でしたので、あながち間違いでは無さそうです。

弁護士の先生方も元々はトラブルを抱えて困っている人を助けたいという思いで弁護士になったものの、実際には個人よりも企業の弁護をせざるを得ないという方が大勢いるものと予想されます。

弁護士保険の普及により、個人を弁護した際にも、プールされた保険料の中からキチンと弁護士に報酬が払われる世の中になれば、弁護士も国民もハッピーになれるのではないでしょうか。

『健康保険並みに弁護士保険が普及すれば、医者と同じくらい弁護士が気軽に使えるようになる』

このような世の中を目指して、弁保社長の挑戦は続きます。

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