弁護士に相談する際のコツ(準備や持ち物、心構えなど)

弁護士に相談する際の準備や心構え・コツ

弁護士に相談する際の準備や心構え・コツ

何度も弁護士に相談しているのに解決策が全然見つからない・・・

気付けばあっという間に相談時間が終わってしまった・・・

こういった方は、弁護士への相談がうまく出来ていない可能性が高いです。
相談をするのにうまいも下手もないといった言葉も飛んできそうですが、そんなことはなく、うまく弁護士に相談するコツが存在します。

では、弁護士にうまく相談をするにはどのようにすれば良いのでしょうか?

今回は、弁護士にうまく相談する上での事前の準備や持ち物、心構えなど、弁護士に相談する際のコツについてご紹介します。

こんな疑問にお答えします

Q.弁護士に相談する際の注意点を教えてください。

A.相談中は弁護士の言葉を遮らないようにしましょう。法律相談というのは限られた時間の中で行うことがほとんどです。自分ばかりが言葉を発していたら、弁護士の見解やアドバイスを聞く時間が減ってしまいます。時間をうまく使うためにも、弁護士の言葉はなるべく遮らないようにしましょう。
また、相談中にメモを残しておきたい場合は、事前に伝えておけば決して失礼には当たりません。遠慮することなくメモを活用しましょう。
今、何らかのトラブルを抱えている方は、問題が大きくなる前に早めに弁護士へ相談することをおすすめします。

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準備編:相談前に要点を整理しておく

弁護士に相談する前の要点整理
弁護士に相談をする場合、困っている内容や自らの意見を一気に話したい順番で説明したところで、どういう状況なのかまったく理解できないことがあります。

弁護士はプロだから!と言っても、状況がわからないことには、弁護士もアドバイスのしようがありません。

説明が下手といってしまえばそれまでなのですが、どれだけ説明がうまくできない方であっても、相談前にメモなどを作成し、要点を整理しておくことによってスムーズな説明が可能となります。

では、どういったことを整理しておけば良いのでしょう?
下記にまとめてみました。

・一番困っていることを端的に説明できるようにする
・困ることになった経緯を発端から現在まで時系列でまとめておく
・関連する資料はすべて持参する

こうしたことを事前に意識して準備しておけば、相談はスムーズに進むと言えるでしょう。

決して数が多いわけではありませんので頑張ってみてください。

また、きれいにまとまらなかったとしても、自分なりに整理することによって他人への説明がうまくできることもありますので、こういった努力もうまく相談する上では必要と言えるでしょう。

当日、弁護士に相談する際の持ち物

当日、弁護士に相談していると、

「その書類は家にはあるんですが、、、」

「あのメモも持ってきたらもっと上手く説明できたのにな」

ということは多々あります。そのようになると再度弁護士の方に相談の時間をとってもらう必要があり、お金も時間もかかってしまいますので、相談時の持ち物は不足なく持っていく必要があります。

弁護士に相談に行く際の持ち物を以下にまとめてみました。

  1. 弁護士相談用に事前準備したメモ
  2. 少しでも関係する可能性のある全ての資料
  3. メモ帳(弁護士の話をメモする用)
  4. (必要あれば)ボイスレコーダー
  5. 本人確認書類(免許証など)
  6. 認印

特に、2.の関係する可能性のある全ての資料は重要です。昔、走り書きでメモした内容がそのまま証拠として使えることもありますし、どれだけ上手く説明しようと、証拠があるのとないのとでは大きな差が生まれますので、必要か否かではなく”関係がありそうか否か”で、う関係がありそうなものは全て持参するようにしましょう。

また、5.6.の本人確認書類と認印はそのまま弁護士と契約をしたい!となった際に、スムーズに契約を進めることが可能となります。

相談する弁護士の選び方

ここまでは、弁護士へ相談するための準備や当日の持ち物をご紹介してきました。
ただ、弁護士へ相談するといっても、どんな弁護士に相談するかも重要なポイントです。

相談する弁護士の選び方は、以下の基準にしてみましょう。

  • 相談内容に対して弁護士が得意としているか
  • 自宅からアクセスしやすい場所か
  • 担当弁護士との相性はいいか

弁護士も、得意とする分野が異なります。弁護士の得意としている分野である方が、希望する解決へとつながりやすいのも事実です。

また、自宅からアクセスしやすい場所であるかも重要です。
対面相談で依頼する場合は、自宅から近い方が時間と労力がかかりにくくなります。

相性がいいかどうかも基準に入れましょう。どれだけ実績のある弁護士であっても、相談者との相性が良くないとコミュニケーションが十分にとれません。

以上の3つを基準に入れてみて、弁護士を選んでみてください。

弁護士へ相談するときのおすすめの窓口については、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご覧くださいね。

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相談中は弁護士の言葉を遮らないように

法律相談というのは限られた時間の中で行うことがほとんどです。

弁護士も多忙ですから、いつまでも同じ依頼者にばかり時間を取ってはいられないため、多くは30分を制限にしているところが多いと言えるでしょう。

特に無料での法律相談となれば、制限時間を設定している相談窓口や事務所がほとんどとなっています。

※関連ページ→「弁護士に無料法律相談ができる4つの手段

そこで、時間をうまく使うためにも、弁護士の言葉はなるべく遮らないようにしましょう。

30分のうち、自分ばかりが言葉を発していたら、弁護士の見解やアドバイスを聞く時間が減ってしまいます。

もちろん疑問があれば質問をしても構わないのですが、それは弁護士が話し終えてからまとめてするようにしましょう。

最初はわからなくても弁護士の説明を聞いているうちに理解できることもあります。

わからないからすぐ聞くのではなく、わからない場合は弁護士の説明により耳を傾け、理解する努力を心がけましょう。

弁護士には嘘をつかず正直に話すようにしましょう

相談者からのご相談に耳を傾けていると、「これは言えないのですが・・・」といったように、自らが不利になる情報を隠しているような方が見受けられます。

また、弁護士にあからさまな嘘をついている方もいらっしゃいます。

こういった行為は法律相談の妨げになる上に、自身のためにもならないため絶対にしないようにしましょう。

とはいえ、こんな世の中です。情報漏えいが心配といった方も多いかもしれません。

しかし、弁護士には相談の段階から守秘義務が課せられています。

他言するようなことは決してありませんのでご安心ください。

その情報1つで、法的見解が変わることも十分考えられるため、自身が正しい法律知識を得るため、相談を解決へと導くためにも、正直に話すことを心がけてください。

相談中にメモを取るのも良い

弁護士に相談する時に録音とメモを取る
その他に、相談中に弁護士の言葉を忘れないためにメモしておくのも良い方法の1つです。

法律問題というのは、どうしても専門知識が必要となってしまい、一般の方には聞き慣れない言葉も多く、メモでも取っていない限りは覚えていられないこともあります。

相談中にメモを残しておきたい旨、事前に伝えておけば決して失礼には当たりませんので、遠慮することなくメモを活用しましょう。

また、ボイスレコーダーなどで録音を試みる方も中にはいらっしゃいますが、こちらもしっかりと許可を取ってから行うようにしましょう。

事前に確認をとっておけば、快く承諾してくれる弁護士がほとんどと言えます。

ただし、隠れて録音を試みていた場合、その弁護士との信頼関係を築き上げることは、もはや不可能と言えるでしょう。

別にやましいことをしているわけではありませんので、しっかりと許可を取るようにしてください。

弁護士に相談する際の注意点を確認してスムーズな解決を目指そう

弁護士への相談時間は、大体30分〜1時間以内と決められているところが多いものです。

事前に聞きたいことを準備しておくことで、時間内で適切なアドバイスを受けられるでしょう。

トラブルの内容によっては、なるべく早めに相談した方がいいケースがあります。

「困りごとがあるけれど、放っておいても大丈夫だ」「弁護士に相談する必要はないや」

と、問題を放置しておくと、大きなトラブルに発展する可能性もあります。

被害が拡大する前に、ぜひ早めに相談するようにしましょう。

とはいえ、弁護士へ相談するといっても費用の負担が気になるという方もいらっしゃるでしょう。そこでおすすめしたいのが、弁護士保険です。

弁護士保険は、日常生活の個人的トラブルや事業活動の中で発生した法的トラブルに対し、弁護士を利用した時にかかる弁護士費用を補償する保険サービスです。

通常、弁護士を通してトラブルを解決しようとすると、数十万から数百万単位の弁護士費用がかかる場合があります。

弁護士保険に加入しておくことで、法的トラブルが発生した場合に弁護士に支払う費用を抑えられます。

弁護士への正式な依頼を考えている場合は、弁護士保険視野に入れましょう。

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記事を振り返ってのQ&A

Q.弁護士へ相談する前に何を準備すればいいですか?
A.弁護士へ相談する前には、以下のことを整理しておきましょう。

  • 一番困っていることを端的に説明できるようにする
  • 困ることになった経緯を発端から現在まで時系列でまとめておく
  • 関連する資料はすべて持参する

上記の内容を事前に意識して準備しておけば、相談はスムーズに進むと言えるでしょう。

Q.相談当日の持ち物を教えてください。
A.弁護士に相談に行く際の持ち物は、以下のとおりです。

  • 弁護士相談用に事前準備したメモ
  • 少しでも関係する可能性のある全ての資料
  • メモ帳(弁護士の話をメモする用)
  • (必要あれば)ボイスレコーダー
  • 本人確認書類(免許証など)
  • 認印

特に、2.の関係する可能性のある全ての資料は重要です。5.6.の本人確認書類と認印はそのまま弁護士と契約をしたい!となった際に、スムーズに契約を進めることが可能となります。

Q.相談する際の注意点はありますか?
A.相談中は弁護士の言葉を遮らないようにしましょう。法律相談というのは限られた時間の中で行うことがほとんどです。自分ばかりが言葉を発していたら、弁護士の見解やアドバイスを聞く時間が減ってしまいます。時間をうまく使うためにも、弁護士の言葉はなるべく遮らないようにしましょう。

Q.相談時に受けたアドバイスをメモしてもいいのでしょうか?
A.問題ありません。相談中にメモを残しておきたい旨、事前に伝えておけば決して失礼には当たりませんので、遠慮することなくメモを活用しましょう。また、ボイスレコーダーで録音を試みる方も中にはいらっしゃいますが、こちらもしっかりと許可を取ってから行うようにしましょう。