なにをするにも夫からバカにされてしまう、暴言をはかれる・・・。
こんな結婚生活は耐えられない!ストレスの限界!こんな夫とは離婚したい!
でも、離婚を切り出すのは怖い・・・。
このような悩みをお持ちの方、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
現実に、モラハラを理由とする離婚というのは数多く見受けられています。
では、モラハラ夫と離婚をしたい場合、どのように離婚を切り出せば良いのでしょうか?
また、弁護士費用、慰謝料が発生する場合の相場はどの程度になるのでしょう?
今回は、モラハラに悩む方の不安を少しでも解消させるべく、詳しくご説明していきます。
こんな疑問にお答えします
Q.配偶者のモラハラに悩んでいます。離婚を切り出すにはどうすればいいでしょう?
A.モラハラ夫と離婚をするために必要となるのは「別居」です。別居を試みる前に、手紙やメールで別居をしたい、離婚をしたい旨を伝えておくことが大切です。
また、離婚を本格的に進めるときは注意が必要です。モラハラ加害者によっては、話し合いができない、離婚そのものを聞き入れられないというケースも少なくありません。 さまざまなトラブルが想定されるため、弁護士のサポートがある方が安心といえます。
そもそもモラハラとは?
そもそもモラハラとはどういうことを言うのでしょうか?
自分自身も当てはまってはいませんか?
下記を読んでよく検討してみてください。
モラハラとは、一言でまとめるのであれば「精神的な暴力」のことを言います。
具体的に言えば、理由もないのに無視をする、わざと大きな物音を立てる、家事や育児に不備があれば一方的に責め立てる、といった行為が該当します。
また、常に自分を正当化し、相手を否定することからも、モラハラの被害者は「本当に自分のせいなのではないか?」
と少しずつ考えるようになり、最終的にはひたすらに我慢を繰り返すといった悪循環に陥っている方が非常に多いのです。
モラハラ夫の特徴や具体的な加害行動については、こちらの記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
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モラハラ夫に離婚を切り出すには
では、こんなモラハラ夫に離婚を切り出すにはどうすればよいのでしょう?
離婚したいと思っていても、それを口に出すのは簡単なことではありません。
相手がモラハラ夫となればなおさらでしょう。
このような場合は、直接相手に言葉で伝えても言いくるめられてしまうことが多いため、行動で指し示すのが良いでしょう。
モラハラ夫と離婚をするために必要となるのは「別居」です。
しかし、何も伝えずに別居をしてしまっては悪意の遺棄(今回の場合は同居義務違反)と相手に勘違いされてしまうこともあり、離婚請求時に不利になってしまう可能性があることからも、手紙やメールなどで良いので相手に対しては別居をしたい、離婚をしたい旨を伝えておくことが大切です。
また、離婚とまではいかなくても、いったん距離を置くことによって冷静に考えがまとまることもありますし、精神的な疲労を癒せるといった別の側面もあり、煮詰まってしまった夫婦にとって、別居は様々な良い効果が期待できると言えます。
弁護士への相談はお早めに
また、弁護士への相談を検討しているのであれば、別居時の婚姻費用といった問題も解決していかなければならないため、別居前、もしくは別居直後に弁護士に相談をするのが良いでしょう。
というのも、離婚問題というのは弁護士の着手が早ければ早いほど、必要な対策を講じることが可能だからです。
モラハラ夫を相手に離婚をしたいといったように、様々なトラブルが想定される離婚問題の場合はなおのことです。
弁護士からの知恵を役立て、離婚請求を少しでも有利に進めていけるように前もって準備をしておくことが、スムーズな離婚へのコツと言えるでしょう。
モラハラ夫との離婚問題を早期解決する弁護士の選び方
モラハラを理由に離婚を検討している場合は、弁護士の選び方も重要です。
ここからは、モラハラに悩んだ方が相談すべき弁護士の基準をお伝えします。
モラハラを理由とした離婚問題の対応実績が豊富か
まず、モラハラによる離婚問題の対応実績が豊富な弁護士を選びましょう。
弁護士には、それぞれ得意とする分野があります。
離婚問題に精通した弁護士の中でも、特にモラハラの解決実績のある弁護士であれば、相手への対応方法も熟知しているでしょう。
悩みを親身になって聞いてくれる弁護士であるか
悩みに対して親身になってくれる弁護士であるかどうかもポイントです。
モラハラの被害を受けている方は、すでに精神的なダメージを被っているケースが大半です。被害の度合いによっては、話すだけでストレスになってしまうこともあるでしょう。
そのため、あなたの悩みを親身になって聞いてくれる弁護士に相談することをおすすめします。
おすすめの弁護士の相談窓口については、こちらの記事で紹介しています。
無料で相談できるところもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
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弁護士費用について
では、弁護士への費用はどの程度かかるものなのでしょうか?
弁護士への費用については、離婚問題をどこまで依頼するかによって異なります。
協議離婚の場合の弁護士費用の相場
たとえば、相手との任意交渉(協議離婚のこと)だけをお願いするのであれば、着手金は10~20万円程度、成功した場合の報酬(成功報酬といいます)が10~20万円程度と言えるでしょう。
離婚調停になった場合の弁護士費用の相場
協議離婚が成立せず、調停にまで発展してしまった場合は、着手金20万円程度、成功報酬が20万円程度といったところが相場となっています。
※関連ページ→「離婚調停の時の弁護士費用と弁護士の必要性」
離婚裁判まで発展した場合の弁護士費用の相場
調停が不成立となってしまい、裁判にまで発展してしまった場合は、着手金、成功報酬ともに30万円前後と言えますが、どの場合であっても協議離婚の段階から同じ弁護士に依頼をしていたとなれば、減額の期待はできると言えるでしょう。
なお、上記はすべて離婚のみの料金相場となっています。
その他に財産分与や子どもの問題が含まれるとなれば、その分だけ加算されていくことになるので注意しましょう。
※関連ページ→「離婚裁判の流れや期間と弁護士費用を実例とデータを交えて解説」
モラハラ夫から慰謝料はもらえる?
慰謝料には精神的な損害への賠償金も含まれています。
よって、当然ながら慰謝料は発生することが考えられます。
ただし、現実には相手の支払い能力があるかないかといった問題もあるため、慰謝料は必ずしも回収できるものではないことを覚えておきましょう。
しかし、現実にはモラハラ夫を相手に慰謝料を回収した方がたくさんいるのも事実です。
そして、慰謝料の相場としては、数十万円程度、多ければ300万円近くに及ぶこともあります。これだけ相場に開きがあるということは、ケースバイケースになるということ。
事情によってまったく異なるのが慰謝料請求ですので、こちらも可能な限り弁護士に相談をし、適正な慰謝料が回収できるように力を貸してもらいましょう。
モラハラ被害に悩んだら、まずは弁護士に相談しよう
モラハラを受けた被害者は、加害者の暴言が重なることで大きな精神的ダメージを被っているでしょう。
モラハラは、外からは見えない環境で行われることが大半です。周りから見えない分、ひとりで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
仮に、モラハラを理由に離婚を検討していても、離婚を切り出すことで被害がエスカレートしてしまわないか恐怖心を抱く方もいらっしゃるかもしれません。
モラハラを理由に離婚を進めたい場合は、ぜひ離婚問題に強い弁護士に相談してみてください。
ただ、弁護士へ相談するにあたり、気になるのは弁護士費用の負担でしょう。そこでおすすめしたいのが、弁護士保険です。
弁護士保険は、日常生活の個人的トラブルや事業活動の中で発生した法的トラブルに対し、弁護士を利用した時にかかる弁護士費用を補償する保険サービスです。
通常、弁護士を通してトラブルを解決しようとすると、数十万から数百万単位の弁護士費用がかかる場合があります。
弁護士保険に加入しておくことで、法的トラブルが発生した場合に弁護士に支払う費用を抑えられます。
モラハラによる離婚や慰謝料請求を考えている方は、弁護士保険も視野に入れましょう。
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記事を振り返ってのQ&A
A.モラハラ夫と離婚をするために必要となるのは「別居」です。別居を試みる前に、手紙やメールで別居をしたい、離婚をしたい旨を伝えておくことが大切です。
Q.モラハラを理由に離婚する場合、弁護士をつけた方がいいのでしょうか?
A.弁護士へ依頼して進めた方がいいと考えられます。モラハラ加害者によっては、話し合いができない、離婚そのものを聞き入れらないケースも少なくありません。 さまざまなトラブルが想定されるため、弁護士のサポートがある方が安心といえます。
Q.弁護士への費用はどの程度かかるものなのでしょうか?
A.離婚問題をどこまで依頼するかによって異なります。例えば、任意交渉だけをお願いするのであれば、着手金は10〜20万円程度、成功した場合の報酬が10〜20万円程度かかります。調停に発展した場合は、着手金20万円程度、成功報酬が20万円程度といったところが相場です。このほか、財産分与や子どもの問題が含まれるとなれば、その分だけ加算されていくことになるので注意しましょう。
Q.モラハラ夫から慰謝料はもらえますか?
A.もらえる可能性があります。認められる金額はケースによって異なりますが、可能な限り弁護士に相談をし、適正な慰謝料が回収できるように力を貸してもらいましょう。