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【理想と現実】弁護士って本当に大変なお仕事です

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投稿日:2015年10月4日 更新日:

【理想と現実】弁護士って本当に大変なお仕事です

弁護士という職業をパラリーガルとして間近で見ていて感じるのは、決して楽な仕事ではないということです。

もちろん自由業として、ある程度は自分の好きに時間を使うことができるという点において、社会に拘束されることなく、好き勝手にできているようにも見えます。

しかし、現実には、事務所に朝早く出所し、場合によっては夜遅くまで残って業務に勤しんでしていたり、ほとんど寝る時間も確保できずに翌日の裁判へ向かわなければならなかったりと、かなりのイレギュラーさがあるようです。

また、こうした業務時間に関する大変さと併せて、裁判手続きにおける重圧、依頼者から寄せられる期待、そして責任、というのは、実際に背負ってみなければわからない大変さがあるのでしょう。

それでは今回は、弁護士が大変だと思うことについて少し触れてみようと思います。

うっかりミスが許されない場面が多い

弁護士には、細かなミスが許されない場面がいくつもあります。

特に裁判手続きは期限にとても厳しく、気付けば控訴期間を過ぎていたなんてことにもなりかねません。

また、相手の出した準備書面や証拠などについてもしっかりと読み込みをし、その反論を展開していかなければなりません。

よって、読み込みが浅いなどのうっかりミスをしてしまうと、後で取り返しのつかないことになってしまい、あっという間に裁判の形勢が不利になってしまったりすることもあるのです。

こうしたことからも、スケジュール管理や書面作成については徹底されてなければならず、うっかり忘れていた、うっかり見逃していた、といったことが一切許されない場面が多々あるのです。

依頼者とのやりとりにすり減る神経

依頼者に説明する弁護士
依頼者の中にはなかなか現状を理解しようとせずに、自分勝手な意見ばかりを言う依頼者も多く、まるで必要のない言い争いに悩まされているという弁護士は数多くいるはずです。

また、依頼者だけでなく、その相手方との交渉が必要になる場面も多々あり、少しも理解を示してくれない相手方との調整をうまく図る、というのは非常に神経がすり減る作業です。

当然ながら、相手からの暴言が伴うこともあります。

しかし、ここで弁護士が相手と同じように言葉を荒げてしまっては、調整を図ることなどできるはずがありません。

相手からすれば、突然のように「弁護士です」と出てこられるわけですから、その警戒心というのはかなりのものです。

その警戒心の強い相手への応対を、すべて自分でしなければならないのですから大変でないわけがありません。

一見すると地味なようにも見えますが、弁護士にはかなりの忍耐力が必要になるのは間違いありません。

刑事事件における世間からの批判や重圧

刑事事件においては、残虐といえる犯罪をしてしまった方を弁護しなければならない場面ももちろんあります。

この際の世間から批判や、それに対する重圧というのは計り知れないものがあるといえます。

しかしながら、弁護人としてついている以上、対象となっている方の権利を主張し、正当な判断がなされるように努めなければならないのです。

また、被告人が事件について完全に否認をしているにも関わらず、状況だけを見ればそれを疑わずにはいられない場合もあります。

それでも被告人を信じ、その後の弁護を続けなければならないこともあります。弁護士は何が真実かを見極め、裁判を正しい方向へと導いていかなければならないのです。

こうしたことから、世間からは「犯罪者の味方」と言われてしまうこともあり、刑事弁護の場合、その重圧を押しのけながら裁判へと臨まなければなりません。

更生に失敗してしまったとき


こちらは、私の勤めている事務所の弁護士が実際に言っていたことなのですが、少年事件についての話題が出たときのことです。

以前に、その弁護士が担当したという少年が、再度、同じような内容で逮捕されてしまったとの情報を耳にしました。

その時に弁護士は、「あの時の言葉は伝わっていなかったのか」、「何か他に心に響く言葉があったんじゃないのか」と、少年が更生してくれなかったことを非常に悔やんでいました。

一度、自身が担当した少年が同じようなことを繰り返していると知り、心を痛めている弁護士を見て、そんなことまで気にしているのか・・・と感じたことを覚えています。

すべての弁護士がそうなのだと言うつもりはもちろんありませんが、一部の弁護士は自身が発する言葉の1つ1つに責任を持とうとしているのです。

そして、それが伝わっていなかったと知り、心を痛め、何か他に言葉があったんじゃないかと後悔をしているのです。

こちらは少年事件だけに限ったことではありません。

刑事事件全般にいえることです。

また、民事事件においても、一度は債務整理をした依頼者がまた同じような理由で相談にこられることもあります。

その度に弁護士自らも反省をしているというのだから、本当に大変な職業だと感じずにはいられませんでした。

弁護士はかっこいいだけではない

また、多くの方が持っているイメージとして、弁護士という職業はとてもかっこいいイメージがあるのではないでしょうか。

確かに、法律を駆使し、依頼者のためにあれこれと奮闘をしている弁護士というのはとてもかっこいいです。

しかし、実際には多くの重圧と苦悩があり、見た目の華やかさ以上に大変な職業となっています。

弁護士に対するイメージが変わった、という方も多かったのではないでしょうか?

私見も多く入ってはいますが、以上が弁護士にとって大変だと思うことです。

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永瀬 優(パラリーガル)

永瀬 優(パラリーガル)

1986年生まれ。高校卒業後、東洋大学法学部法律学科へと進学し、2011年からパラリーガルとして法律事務所に勤務開始。法律事務所という環境化での経験を活かし、債務整理や離婚、相続といった法律関連の文章を得意としている。 たくさんの人に法律を身近に感じてもらいたい、誰もが気軽に法律を知る機会を増やしたい、という思いから本業の合間を縫う形で執筆活動を開始した。 現在もパラリーガルを続ける中、ライティングオフィス「シーラカンストークス」に所属するwebライター。著書に「現役パラリーガルが教える!無料法律相談のすすめ。お金をかけず弁護士に相談する方法と良い弁護士・良い事務所の探し方。」がある。
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