夫婦円満調停とは?調停の流れや調停委員から聞かれること

 

夫婦円満調停とは?その流れや調停委員から聞かれること夫婦仲が悪くなってしまった場合、いくら当事者間で話し合いをしていても話はこじれるばかりか、一層険悪になってしまう事態も考えられます。

仲介役に友人を交えようとも、夫婦間の問題ともなればなかなか頼みにくいものですし、どちらかに意見が偏ってしまうなんてこともありえる話です。

夫婦円満調停とは、こうした拉致のあかなくなってしまった夫婦の未来のため、裁判所に話し合いの手助けをしてもらう手続きのことを言います。

夫婦円満調停のメリット・デメリットについて

夫婦円満調停は、離婚調停と対をなす手続きと理解してもらえればわかりやすいでしょうか。

離婚調停では夫婦の離婚を前提に話し合いをしていきますが、円満調停の場合、あくまでも夫婦がよりよい家庭生活を送れるために話し合いが進められます。

家庭裁判所という少しお堅い雰囲気の中での話し合いになりますので、自宅や電話などで意味のない言い争いをするよりも、はるかに冷静に話し合いができる点、まさにメリットといえるでしょう。

逆にデメリットについてですが、調停手続きというのは法的拘束力があるわけではありませんので、相手が話し合いの場についてくれない(調停に出席してくれない)のであれば、まったくもって手続きを進めることができなくなってしまいます。

相手の協力が必須となってしまう点は、デメリットといえるかもしれません。

とはいえ、相手の協力がないことには、夫婦の円満が見込めないのも事実なので、この壁はどうしても乗り越えなければなりません。

まずは調停の申し立てから

調停手続きに入るにあたって、最初にしなければならないのはなんといっても円満調停の申立です。

これがなされないことには調停手続きを利用することができません。

家庭裁判所に調停申立書を提出しましょう。

裁判所ごとに推奨とされている書式がありますので、提出前に管轄となる裁判所に問い合わせることをオススメいたします。

また、管轄については、相手の住所地を管轄している家庭裁判所になりますので、同居していない場合は、相手の住所も調べておく必要があります。

調停申し立てが終われば、次は期日指定がされることになるのですが、期日については、大体申し立てから1ヶ月後くらいがほとんどです。

しかし、こちらは裁判所の混み具合にもよりますのであくまでも目安となる期間です。

調停期日当日は交互が基本

調停中の雰囲気画像引用元http://www.courts.go.jp/niigata/about/koho/l4/Vcms4_00000160.html

調停中の雰囲気
画像引用元:新潟家庭裁判所


期日当日は、大体30分交代を目安に調停室に呼ばれることになり、相手が調停室へいっている間は待合室にて待機することがほとんどです。

調停室の中では、裁判官と調停委員による双方主張の聴取がされることになります。

ここで主張された双方の考えを調停委員が調整をしていくことによって、夫婦を円満へと導くというわけです。

なお、第一回目の期日で調停が終わるようなことはほとんどありませんが、第二回目で終わることは度々あります。

というのも、夫婦円満調停の場合、離婚ではなく円満に調整することが目標です。

よほどのことがない限り、調停委員にさじを投げられるようなことはありませんが、相手が離婚を決意して止まない場合、第二回目の期日には話し合いを継続することが不可能として、調停不成立となってしまうことも決してめずらしくはないのです。

つまり、当事者同士の考え方があまりにも食い違っている場合、これ以上の調停手続きを継続することはできないのです。

夫婦円満調停のポイントは調停委員

夫婦円満調停に限らず、すべての調停手続きにいえることですが、調停委員を味方にすることは非常に重要です。

調停委員には、専門的な知識を持つ有識者が選任されていることがほとんどなので、相手を説得したりたしなめたりといったことに長けています。

やはり有識者の意見というのは重く感じられますし、相手の考えが定まったり変わったりするきっかけになることは間違いありません。

調停の話し合いを有利に進めていくためには、調停委員へ与える心証を極力気にしながら、調停員の意見はよく聞き入れるようにしましょう。

ほとんどの夫婦円満調停で聞かれること

調停委員を味方につけるためには、事前に夫婦円満調停で聞かれやすい事項を頭に入れておくと良いかもしれません。

スムーズに回答できたほうが調停委員に好印象を抱いてもらえる可能性が強まります。

下記に重要部分のみまとめてみましたので参考にしてください。

・なぜ夫婦が円満でなくなってしまったのか?
・相手に何か不満があるのか?
・相手に何かしてあげられることがあるのか?
・どうすれば円満にしていくことができるのか?
・今後どうしていきたいのか?

夫婦円満調停で夫婦関係を修復

一度、溝のできてしまった夫婦関係を修復するというのはたやすいことではありません。

自ら溝を埋めようとしたのはいいものの、相手の気にでも触れてしまえば、さらに関係が悪化してしまうことだってもちろんあります。

そういった方のためにあるのが夫婦円満調停です。

冷静な話し合いと、経験豊富な調停委員による調整によって、解決への糸口が見いだせるはずです。

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永瀬 優(パラリーガル)

永瀬 優(パラリーガル)

1986年生まれ。高校卒業後、東洋大学法学部法律学科へと進学し、2011年からパラリーガルとして法律事務所に勤務開始。法律事務所という環境化での経験を活かし、債務整理や離婚、相続といった法律関連の文章を得意としている。 たくさんの人に法律を身近に感じてもらいたい、誰もが気軽に法律を知る機会を増やしたい、という思いから本業の合間を縫う形で執筆活動を開始した。 現在もパラリーガルを続ける中、ライティングオフィス「シーラカンストークス」に所属するwebライター。著書に「現役パラリーガルが教える!無料法律相談のすすめ。お金をかけず弁護士に相談する方法と良い弁護士・良い事務所の探し方。」がある。
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